シェアブログkomatonに投稿
「みんなで国語辞典2 あふれる新語」は、大修館書店から、5月15日に発売される、新刊です。
全国の中高生から「国語辞典に載っていない言葉」を募集した、「みんなで作ろう国語辞典!「もっと明鏡」大賞」に寄せられた10万語の中から、約1200語を厳選収録したものだそうです。
私もすでに30代後半、すっかりオジサンなので、今の中高生の使っている言葉がどんなものか?
その言葉の意味が果たして理解できるのか?かなり怪しいものがありますので、この本の内容にはかなり興味があります。
この本の特徴として、若者たちのリアルな言語感覚が浮き彫りになったり、時代の空気を色濃く反映した言葉の数々の紹介、そして、広がり続ける、日本語の可能性に迫っています。
さらには、「KY」に続く最新のローマ字略語も収録されているそうです。
これは、若者の言葉の文化を知るにはいい勉強になりそうです。面白そうですし。
私がこの本の中で収録された言葉の中で、「これはなかなかいいな!」と思ったのが、ゆびこい【指恋】 ですね。
これは、好きな人とメールを打つことを意味するそうで、語源は、親指で文字を打つから、だそうです。
いいじゃないですか、携帯や、メールがコミュニケーションの中心になっている若者の文化の中で、その思いが「指恋」の2文字に想いが凝縮されている感じがして、オジサンとしては、なんだか微笑ましいですよ。(笑)
でも、たまには、メールだけじゃなくて、直接コミュニケーションをとることも大事だよ、なんて思ったりもするんですけどね。
多分、メールに慣れた中高生には、結構な冒険なのかもしれませんね。
あと、私には、意味を聞かないと全く理解できなかったのが、やする【ヤスる】。
ツメをヤスリで削ることらしいのですが、ツメを切らないで、ヤスリで削ること自体、多分、ネイルアートなどに熱心な若い女性の行いそうなことだな、ってところまでは、理解できたのですが、、。
これが、遊ぶとき人数が多すぎ時数名を外すこと、という意味に使われるということは、全くよくわかりませんでした。
それも、決してその子が嫌いで、外すわけではないそうで。
「どーはー!5人しか入れないー!誰かヤスらなきゃー!」
「わたしヤスられよ-かー?」
カラオケ店などの前で、こんな会話聞いたら、私なんか、全然「??」ってなってしまっていたでしょう。
でも、意味を知ると、「削る」よりも、「ヤスる」の方がソフトに聞こえるのは私だけでしょうか?(笑)
こんな感じで、今の若者の言葉が、この本によって、意味もその背景、流行、文化などが透けて見えてくると思うので、とても興味深い一冊だと思いました。
「みんなで国語辞典2 あふれる新語」、気になった方はぜひ手に取って読んでみてくださいね。

(レビューブログからの紹介です。)
ランキング参加中です。よろしければ投票お願いします。
[ 2009/05/15 ]
レビューブログ |
TB(0)
|
CM(0)